2024年2月から『英検対策コース』を強化しバージョンアップいたします
育脳寺子屋学習塾の佐藤です。
日本の英語教育が崩壊中です。
英語嫌いの子が、急激に増えています。その理由が下記になります。
①2020年度から小学校の英語必修化の影響があります。
小学校学習指導要領では、小学校卒業までに
英単語600から700語扱うことになっておりますが
中学ではその英単語の読み書きができる前提とした
カリキュラムが行われています。
しかし、その単語力が無いまま小学校を卒業する生徒が多発しているためです。
小学校では、英単語や文を書くことに力を入れていないのです。
それなのに、600~700ぐらいの単語を暗記している前提で
中学に入ると授業がスタートするのです。
中学に入った瞬間から、英単語を書けるように
子どもたちは突然英語の勉強を大きく変える必要があります。
英単語の暗記を安易に考えている生徒には、残酷な結果を及ぼします。
②文法指導が訳の分からない内容になっている
おそらく、文科省は散々批判された英語を話せるように
そちらを重要視したいのでしょう。
しかし、それがとにかく中途半端なのです。
動詞、名詞、前置詞、冠詞こういった文法用語を習うのですが
順序がバラバラで系統立てて文法用語が出てきませんので
子どもたちからしたら、軽く説明だけさらっと終わってしまって
スポーツで練習をさせてもらえないのに突然試合のようなことになっています。
私達の世代だと、文法は散々やらされました。
疑問文の作り方とか、三単現のSが付いたときはどうなるかとかやりましたよね。
文法が中途半端に教えられているのも原因です。
③学校が英検を推奨している
実は、学校に英検取得者の目標人数を設定しています。(俗にいうノルマです)
中学校卒業段階で、英検3級50%。
高校卒業段階では、英検準ニ級を50%と目標を定めています。
しかし、学校の勉強は英検対応の勉強では無いので、非効率なのです。
英検5級向け、英検4級向けなどの勉強は無い訳です。
英検は大学受験にも影響すると国が動いています。
そのため、学校で習ってないことを
塾や家庭学習でやらなければいけない訳です。
次回詳しくご説明しますが、大阪府に住んでいるお子さんは特に英検が重要です。
当塾あるあるなのですが、先取り学習をしているので
学校で習ってないことをします。
そうすると、「学校で習ってないと」最初は不満を言う生徒がいます。
慣れてくれば大丈夫なのですが、子どもたちからすれば
学校が基準になりますので、仕方ありません。
こういったことと同じく、訓練されていない子は
学校で習っていないことをするのに抵抗を感じます。
また別に、過去にあったお話です。
当塾では英検に向けた学習をすることもできるため、
当時小学2年生で幼稚園のころから英会話に3年以上習っている生徒が
英検の勉強をしたいと申込がありました。
そのため現状のレベルを把握するために英検5級で良く出てくる
範囲の単語の和訳問題を45問出しましたが
全滅で一つも解けませんでした。一つもです。
和訳が出来なければ、英文を理解することは不可能です。
しかも、2024年度からWritingが2問に増えるなど、問題が難しくなります。
英会話教室などでは、多くが「聞く・話す」が主体かと思います。
日本語が話せてもひらがなやカタカナが読むことや
書くことができない時期のお子さんと同じですね。
最初はそれでいいのですが、最終的には書けないと
テストで良い点数は取れません。
当塾は英会話教室に負けないICT教育でネイティブな発音で学べ
「書く」「聞く」「読む」は得意分野でしたが
「話す」ことは不得意分野でした。
ここまでお話した上記の理由から、2024年2月から当塾の
『英検対策コース』を強化しバージョンアップいたします。
今まで通り、AIを使うのはもちろんのこと
高校(中学)受験に向けて、スカイプを使い
高レベルな講師によるワンツーマンの英検対策コースを
開講することになりました。
学校の教育指導要領に沿った学習も、英検対策も、英会話もと
『学習塾と英会話のいいとこ取りができるコース』を作成いたしました。
次回、コースの内容をもうちょっと掘り下げてお伝えしますので
楽しみにして頂けると嬉しいです。
ここまでのお話で何かご不明な点などございましたら気軽にお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。